【先の見えないところを通過する】
つい先日テレビを見ていたら、
出川哲朗さんが自分の愛車ポルシェに乗って、
行ったことない行きたいお店に行くという番組をしていました。
出川さんは車で遠出する時は、カーナビをつけない、地図を見ない、看板の標識を頼りに、わからなければ街の人に聞くというスタンスとのことです。
「街の人達が自分のカーナビ」のようなことも発言していたので、本当に昔ながらです。
そして目的地に向かう途中、地元の人に何回も聞きながら、それを信じて車を走らせていました。
ですが結局は、だいぶ遠回りになり、時間もナビを使えば1時間くらいで着くところを、倍の2時間以上かかってやっと到着しました。
しかし出川さん一行は、その遠回りのハプニングや寄り道さえも楽しみ、自分のイズムを貫いた先の、目的地にたどり着いた時の達成感を、皆で共有していました。
そしてその帰り道での、出川さんが笑顔で幸せそうに運転する姿は、なんとも言えないプライスレスなものを感じました
私はその番組を見て、最近の思いふけていたことがリンクしました。
それはテクノロジーが進化して便利になった分、
大人になると変に知恵がつき、何かとても大切なものを置き忘れてきたことです。
大人になって、色々な経験をして慣れた結果、コスパを考え、変に上手くなってるんだなと。
30分で帰れるところをいかに20分で帰れるようにしたり、
SNSで情報で、失敗しないように、無駄やムラがないことを探したりしていました。
ただそれは本当の意味で幸せなのかなと、しょっちゅう考えるていたので、その番組が目に入ったのだと思います。
その考えていた一つの話しに、私の娘がこの4月から小学1年生になってからの出来事があります。
娘は送り迎えもなく、自分で歩いて学校に行き、帰りは友達と一緒に帰れるようにも、この1ヶ月で出来るようになりました。
片道ゆっくり25分位なのですが、
中々帰ってこないので心配になって、
妻が探し回ったことがありました。
そうしたらなんと、登下校の道とは違う別の道の公園で、友達と花摘みをして遊んでいました。
妻は見つかるまで不安で、見つかって一安心した中、色々説いていたようですが、
娘にとっては新しい出会いや経験やアイデアの発見の一つを得たようにも思いました。
私自身もよく考えたら、子供時代危なっかしいことばかりしていました。
今では失敗しないように、失敗しないように、無意識に上手な大人になって、自分の子供にもチャレンジさせないようにしていたのです。
先の見えないことに対して、チャレンジしない若い人達を見て、なんか面白くないだろうなと思っていましたが、
そんな風土を作ったのは、大人の私達に原因があるのだなとも学ばさせてもらいました。
そこに気づかせてもらえたので、予測できない未来の道を切り開き、若い人達にその背中を見せていける大人になっていこうと決めました。
そのための下準備を体力気力のある若い時に、やるべきだと私は考えています。
なぜならおじさんになると、若い時のように体が無理ができなくなるからです。
そう考えると私の人生は悲劇の連続でしたが、今となっては何物にも変えれない財産であり、喜劇であったと、今なら思えます。
そんな風に、これからの次世代の人達に、生きる知恵や生きる力、自分や周りを護る力を託していきたいと思い、本日はブログを書かせて頂きました。