【人付き合い】
私はコミュニティーをつくるのが大好きです。
それは数人でも、何十人でも面白さを感じます。
その中で、また誰かと誰かが新たな繋がりができると、自分ごとのように嬉しいです。
幼少期〜大学生編
私自身幼少の時に、家が貧乏で、母子家庭、親が新興宗教をしているという母親の元で育ち、田舎ではそうゆう家庭は珍しかったことから、
私は人と違う家庭環境を、いつも引け目に感じていました。
そうなると、周りの目が気になるので、積極的には行動できなくなり、自分に自信などあるはずもなく、
体育や遠足などでチームを組んだりペアになるとき、どうしてよいかわからず、いつも先生とペアを組んだり、先生が決めてくれていました。
ですのでそうゆう場面はとても嫌でした。
そんな小学校時代を当たり前のように何も考えず、中学生になった時に、色んなメンバーがいる中、いつも楽しそうにしているグループがいました。
それを見て私は、「友達になりたい、グループに入りたい」と純粋に思いました。
そして積極的に自分から話しかけたり、輪に入ろうとするのを何回も諦めずしていたら、そのグループに自然と一緒にいました。
それからは学校内でも、外でも一緒につるみ、とても楽しく、友達って良いなと思えました。
しかし、高校に入るとそんな楽しい学園生活は続かず、男子校で苦手で相性が合わない人が何人かいました。そんな中でも合わせることをしながら、辛抱し3年間過ごしました。
そして大学に入ると、全く誰も知り合いがいない中、友達をつくろうと学園祭の実行委員みたいなところに入りますが、これも何か合わないけど、合わないなりに合わせていました。
そんな時人生を変える出来事が起こりました。その学園祭でクラブという個性的な人達が集まったダンスイベントを体験したのです。
その時ダンサーと言われる人達が、自分のダンスを踊っていて、あまりにもカッコよく、光輝いていました。これはぜひ「自分もやりたい」と思い、すぐにダンスを始めました。
それからは最初は自己流なので全く上手くならず、
ダンス友達などもちろんいません。
その中でも自分で工夫して、努力していく中で少しづつ上達していきます。
そうすると少しづつダンス友達も増えて、
いつの間にかクラブに行ったり、ダンスの練習だけではなく、
日中遊んだり、皆で家に泊まったりしながら、
ダンスを通して人生を語り合ったりします。
その中で目標を見つけ、ショータイムに出るための練習期間は、思いをぶつけたり、分かち合ったり、切磋琢磨の状況になります。
人に合わすだけではなく、自分の表現を語り合いながら、人の表現を認め合いながら、それでいて友達の輪が広がるという、何とも言えないプライスレスで、豊かな幸せな毎日でした。
社会人編
しかし、社会人になり、県外に出て会社に入ると、組織の人達は仕事のミッションの中では繋がりがありますが、
友達というより会社の目標をこなすだけの、同士的な感じでした。
もちろんノルマやプロジェクトをこなす達成感はやりがいを感じていました。ですが反面、刹那的にも感じていました。
ただ忙しさのあまり、そのことを疑いもせずに、会社の為に十何年も時を過ごします。
そんな中出世もし、忙しさから解放され休暇が連続で取れた時にあることに気づきました。
それは社会人になってから人脈が拡がり、知り合いは沢山できても、友達が誰もできていないことにです。
それを周りの親しい人や上司に聞くと、
「大人になると皆そんなものだよ」と皆口を揃えて言います。
色んな企業の会社を引退した人達も、「会社辞めたら続いて繋がっている人なんてほとんどいないよ」
などと言います。
「そんな歳の取り方だけはしたくない」と強く思い、
その瞬間、自分の弱さも、自分の思いも、価値観・考え方・世界観・人生観を伝え語り合い、お互いを磨き合う、成長できる友達をつくることを決断しました。
自営業編
それからは自分の思いを形にするためにも、時間をつくるためにも仕事を独立をし、色んな人達との繋がりを試みました。
その中でもちろん、最初から自分と合う人などいるわけがなく、あやしいものやネットワークビジネスを売り込んできたりする人は沢山いました。
よくいた人種の人達が、
・インフルエンサーのファンコミュティーで、そこのカリスマに酔いしれて依存して自分がない人達。
・無理して火の車なのにキラキラ、リア充を演じている人達。
・家庭や仕事と向き合わずスピや占いに現実逃避している人達。
・情弱な人達をターゲットにして搾取を繰り返し、儲けることばかり考えてる人達。
・人の先にお金しか見ていなく、自分のお金を増やすことばかり考えて、ハイブランドを着飾り、人脈は金脈だと思っている人達。
・フォロワーがどうやったら増えるのかばかりを考えて、日々過ごしている人達。
・マウントしながら、起業塾や講座などで奮闘して毎日連発でSNSを発信している人達。
・自分の経歴・人脈・自己啓発活動をアピールし、流行のカタカナ用語をやたらと使う意識高い系の人達。
結局こうゆう人達と色々付き合いましたが、心の奥底では自分の損得のことしか考えないので、付き合っても居心地が良いものではありませんでした。
それ以外の人達でも、気が合うと感じ、仲良くなったかなと思った矢先に、破滅の道に進んだり、自己承認欲求が高まりすぎておかしくなったり、おいしい話しに流されて露頭に迷ったりする人もいました。
本当に独立してから不思議と沢山の人達に出会い、色々なものを見させてもらいました。
ただそんな経験の中一つ言えることがあります。
それは、人は「成功したい」「認められたい」「褒められたい」「わかってもらいたい」
という思いがあるのですが、
純粋に友達が欲しいから、そのような行動をしているのだということです。
だからこそ、純粋な人の繋がりの大切さというのは、肌に染みるほど実感させられました。
ですので、相手の名声や地位など関係なく、下心とか抜きにして、純粋に友達になりたいと思う人には、素直な思いを伝え、やりとりをすることが大切です。
これは私の5歳の娘がとても上手です。
どこの公園やキッズランド的な所に行っても、
気に入った子がいると、自分から自己紹介して声をかけて、すぐに友達になります。
これが大人になると、プライド・地位・名声・恥をかきたくないなどの思いが邪魔をして、周りの目が気になるので、失敗を恐れ中々チャレンジできないのが現実かもしれません。
こんな時こそ童心に戻ってみてはいかがでしょうか。
私はこれからも関わりのある人達が、純粋に友達ができる環境をつくろうと思いますし、新しい友達をつくって、人に繋げたりしていこうと決めています。