『旬』な食べ物はエネルギーを高める。
現代は食べ物でも何でも便利になってきて、地球の裏側でも、季節が違うものでも、安く早く手に入る凄い時代になりました。
何でも可能にしやすくなり、辞書を引かなくてもすぐ調べられる。夜中でも注文しても次の日には届くという便利な時代であり、私はこの時代が大好きです。
ですが、デメリットも多くあります。
「食」がそれにあたります。
食べ物の「旬」がなくなってきてるのがまさにそうです。
トマト、ピーマン、キュウリやレタスなどは、体の熱を逃がすために夏にできる旬なものですが、
今では年がら年中あり、夏はいいですが、冬に食べると体を冷やしてしまいます。
自然の食べ物というのはとても賢く、その時期にその土地の人にあったように作られているはずです。
しかし、人間の都合のためにつくられているので、自然を旬を無視している結果、エネルギーが低い食べ物になっています。
食べ物は口に入り、血となり肉となり、骨となり組織や臓器となります。
つまり食べ物が良くないとエネルギーを作るエネルギー源が弱くなってきてしまうということです。
エネルギーの低いものを食べていたら、やる気は落ちますし、そんな習慣を続けていたら病気になる事もあります。
私達の祖父母の人達に、アレルギーやアトピー、花粉症というものはものすごく珍しく、ほとんどいなかったそうです。
確かに年寄りでアトピーの人は、私が生きてきた中で見た事はありません。
最近人の多いところやモールに行ったりしても、アトピーの人は多くなってきている事をつくづく感じます。
赤ちゃんもアトピーや幼児湿疹の子もよく見ます。
経済的な理由や大人の都合で、今の世の中が形成されることによって、自然から離れる生活をする事によって、不自然な体になってきています。
だから、自然に近い旬なものを食べるのが理想ではありますが、
それはお金も労力も手間もかかりますので、すべての人ができるわけではありません。
では、どうしたらいいのか?
それは「いただきます」というように、別の命を頂くという思いで感謝して、味わって食べる事です。
時代や場所が違えば食べれなかったのが、その条件をクリアして食べれるという事にも感謝する事です。
そして家族や仲間で楽しく食べる事です。
これだけでもかなりの体の消化、分解、吸収、代謝、すべてが変わってきます。
給食費払ってるから「いただきます」なんて言わなくていいという親や、
高度成長期から大家族から核家族になり、「孤食」という1人で食べる子供やお年寄りも珍しくなくなってきています。
「食」というのは本当に奥深く大事です。
「食」の漢字を分解したら「人」に「良い」とも書きます。
食は人を豊かにもし、体をも豊かにする生きるのに欠かせないものになります。
次回は、エネルギーを高めるための食ではなく、
反対の断食、ファスティングによりエネルギーを高める話しをしたいと思います。