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【慧眼力】

人間力 2021.12.09 | Thu

慧眼力(けいがん力)とは?

「慧眼」とは、鋭い洞察力・観察力、物事の本質や根本や普遍的なものを見抜いていく力であり、

「眼力」とは、物事の真偽・善悪などを見分ける能力です。

これを合わせて「慧眼力」と言います。

なぜ慧眼力の話しをするのかというと、

今の時代この力がないと、表面的なものに踊らされ、もがき苦しむからです。(表面上成功しても、いずれそれらはなくなり、何も残らなくなることも多々あります)

例えば、今はネットで世界中の情報を簡単に調べることができる時代であります。

しかし、その調べたことが本当に正しい情報かどうかを見極める力がないと、その情報に翻弄されてしまいます。

経験値の浅い若者や、情報弱者のリテラシーの低い人達は、

インフルエンサーやカリスマ、スピリチュアルリーダーの言うことが、さも正しいことだと、疑わず認識し翻弄されます。

なぜそうゆう思考になるのかというと、私はこの3つの習慣があるからなったのではないかと考えます。(もちろん富国強兵制度や敗戦国の名残りも大きくあります)

なぜ情報弱者やリテラシーの低い人が生まれるのか?

1.学校や家庭で先生や親の言うことは正しく、「1:全体」で考えない思考をつくられたこと。

2.日本は隣接国がなく島国で、世間体や同調圧力の慣習があり、大多数の意見に流されること。

3.自分で考え、自分で決断して、自分で行動することはエネルギーをとても使うから、ジャンケンで決めてきたこと。


元々純朴な日本人の性質が、これらの当たり前の習慣のことを疑うことをあまりしてきませんでした。

それだけ無意識なら習慣、無意識な思い込みは怖いものなのです。


ちなみに思い込みとは…

思い込みとは?

『当たり前すぎて違っていると思っていない』

『否定的な余地がないと思っている』

『他の考え方がないと思っている』

『気づかないうちに習慣になってることさえ気づいていない』

『問題を問題と思っていなく、どう必要性さえ気づいていない

ことでもあります。

ですので、問題かどうかを疑う、物事を疑う、それが本物か偽物がリサーチすることも重要なことです。


では、どうやったら慧眼力を身につけるのかというと…

慧眼力の身につけ方

①美味しい話しや損得に流されず、その人や情報の内側を確認することです。

②色んな人の意見を聞き、取捨選択していくことです。

③今でも読み続かれている古典を読み、普遍的なものを感じ取ることです。

④当たり前の前提や概念を疑うことです。

⑤情報は人がつくったものなので、その人の行動が承認欲求(お金・地位・名誉・権力)からきているのか、志からきているのかを観察することです。

⑥失敗を恐れず、行動して沢山の失敗という経験をすることです。

特に⑥が最も大切です。騙されない人、失敗しない人などの世の中には絶対にいません。

効率や生産性ばかり考え、上手くいく方法ばかり探していたら、高く伸びるフニャフニャのモヤシみたいになってしまい、何か問題が起こったらすぐに折れてしまいます。

それよりも、土臭い血肉な経験を重ね、熟成した肥やしになり、強い大地の根っこをつくって下さい。

もちろん根性論だけでは頭打ちになるので、人間の優れた頭脳を使いながら、慧眼力を磨き、

あなたの求める理想の世界(社会)を創造してみてください。

なぜならこの世は必ず、思いは形になるようになっているからです。

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