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【中身のない薄っぺらい人達】

人間力 2022.03.03 | Thu

現代はインターネットの普及により、世界中の情報を掴むことができました。

その結果、どんな人でも沢山の知識を手軽に得ることができます。

私の最近の出来事になりますが、

私は地方の田舎出身です。その地元の中学の後輩(ごく一般的なサラリーマン)と久々に電話した時に、いきなりビジネスのアドバイスを叩きつけられました。

確かに言っていることは正論で、ビジネスの大切なポイントをしめていました。しかし実際には、なんか薄っぺらくてよく聞くと中身がなく、まったく響きませんでした。

どこでそれを学んだのか聞いたら、ビジネスインフルエンサーのYouTubeで学び、起業塾に参加しているとのことでした。

なぜ正論を言ってるのに、薄っぺらいのかなと考えていた時にちょうど、

大学生を卒業したばかりの定職にもついてない、社会経験もない人が、「○○コンサルタントをしています(自称)。私の力で御社のお役に立ちたい」と友人に話していたのを聞いた時、驚いたというより、怖いとさえ思いました。

何の社会経験もない、ど素人の人が、表面的な知識でアドバイスし、それがもし上手くいったら、調子に乗って、後で取り返しのつかないことになってしまうのではないかという感じがしました。

ただ知識だけがあって経験もなく、行動もしない人と、海千山千で長年経営者をやっている人達の違いは、とにかく感じたことを行動して、形にするまでが早く、量を実行します。

そして、どんなプロも最初はシロートですから、形から入ることもとても大切です。

嘘も100回言えば真実になるとも言いますし、素敵な勘違いも大切なマインドです。

月に行ったことない時代には、月に行くと公言していた科学者達は、確かに嘘つき呼ばりされていたことでしょう。

ただやり切った先には減ったある意味、それは騙してるのとも紙一重なので、

やり抜いた先には結果は出るかもしれませんが、ちょっとかじってハイ終わりでは、時と場合と状況によっては、大変なことにもなりかねません。

それでも「起業塾」「引き寄せ講座」「心理学講座」「自己啓発セミナー」「楽して儲かる」「スマホ一台で億万長者」などの講座を何百万もの高額を払い受講する人は、後を経ちません。

そしてその講座の学びを実戦するのならまだしも、ただ学んで知識にしただけで満足し、

さらに情弱の人に、テキストを読むだけのテープレコーダーのような講座を、また高額で教えてるいる人達の連鎖を見た時に、

新約聖書のマタイ福音書にある、『盲人の寓話』とジャイナ教・仏教の『群盲象を評す』と一緒であることに気づきました。

「盲人の寓話」とは、宗教的な儀式や形式にこだわっていた学者達が、イエスに対して「どうしてあなたの弟子達は、食べる前に手を洗わないのか」を問いただしたら、

イエスは「口に入るものが人を汚すのではなく、口から出てくるもの(人間の内側から出る、欲望、嫉妬、妬み、執着)が汚れのモトだから、形式にとらわれる必要はない」と言っても、

固定観念にとらわれずきて、意味を理解できない学者達のことを、

盲人が盲人を手引きして、その人達は皆穴に落ち込むのは仕方がないから、放っておくしかない」と民衆や弟子に対して、伝えた話しです。

もう一つの「群盲象を評す」とは、

多くの盲人が集まって象を撫でた時に、手を一部触れただけで、象のことをあーだこーだと評論するのは、

物事の一部、一面だけを理解して、全てを理解したと錯覚してしまい、いずれそれは大事になってしまう例えのことです。

ということはつまり2000~2500年前も、物事の本質を理解していない人は、いつの時代にもいるということです。

もちろん最初は何を始めるにしても、誰しもが無知ですので、失敗しないとわからないことがほとんどです。

本質や根本を見極める目を養うためにも、真理真実を次の世代の人達に、受け渡すためにも、

今やるべきことを実戦し続け、その中で得た学びを工夫し、形になるまで諦めず、長期的にやり続けることが、

一番の近道ではないのかなと切実に感じております。

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